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Style Note11:福知山市 F-StartUp 主催 奥京都の起業家ピッチ&交流イベント in SHIBUYA QWS

目次

イベント概要

こんにちは。今回は1月24日にSHIBUYA QWSで開催された起業家ピッチイベントについての記事になります。

そもそもF-StartUpとはNEXT産業創造プログラムの修了者および受講者を対象に、事業拡大に向けての伴走支援を行う起業家支援事業となっています。

詳しくはこちらをご覧ください。

今回のイベントでは採択事業者の株式会社大一設備 飲食事業部 D1cafe、株式会社Lifexia、株式会社Seasonのピッチに対し、有識者の方々からフィードバックをいただくといったイベントになっております。

登壇者

株式会社taliki代表取締役CEO / talikiファンド代表パートナー 中村多伽さん

主な事業には、社会起業家を育成し、事業の立ち上げから拡大までを支援する社会起業家育成事業、企業同士をつなぎ新規事業や協業を促進するオープンイノベーション事業、社会課題の解決を目指すベンチャー企業への出資やハンズオン支援を行う投資事業、そして社会課題に取り組む起業家の活動を広く発信するオウンドメディア事業などがあります。これらの取り組みを通じて、talikiは社会課題の解決に挑む人々を支援し、より多くの人が「生まれてきてよかった」と思える社会の実現を目指しています。

今回はイベントのゲストとして「社会課題解決型VCを設立した経緯」や「社会起業家を育成するためのファンドの在り方」についてお話しくださいました。

株式会社大一設備 飲食事業部 D1cafe

D1カフェは、京都府福知山市に拠点を置く株式会社大一設備の飲食事業部として、約4年前にキッチンカーでの販売事業からスタートしました。現在、キッチンカーとカフェの同時運営を行い、日本の高品質なお米を「米粉」や「米麹」に加工し、カフェメニューに取り入れる商品開発・販売に取り組んでいます。これにより、小麦が小麦粉として日本の食文化に浸透したように、米粉や米麹を活用した新しい食文化の創造を目指しています。

今回のイベントでは、「米粉メニューやアレルゲン対応に加え、障がい者や高齢者など多様なニーズに応えるカフェを運営し、福知山の人々に新しい価値観を提供していきたいです。社会的少数派の「不便」を「価値」に変え、地域全体が共生できる社会づくりに貢献していくことを理念として掲げ、D1カフェを拠点にインクルーシブ社会の実現を目指します。」と仰っていました。

株式会社Lifexia

天然系成分の活用を追求した「福知山キキョウブランド」を展開し、肌トラブルで悩む方でも満足できる使い心地を提供するスキンケア製品を開発しています。合成界面活性剤や合成添加物を極力使用せず、誰もが安心して使える製品作りを目指しています。

ピッチ後、中村さんからは、「地域の魅力を最大限引き出せていて、大変すばらしい」とのお言葉をいただいていました。

株式会社Season

万願寺とうがらしの栽培・販売を手掛けており、農業を「食に関わる事業」という大きな枠組みで捉え、農業者の高齢化や耕作放棄地の増加などの課題に対し、農業がビジネスとして成り立つことを証明することで、若い農業者の育成や地域活性化に貢献することを目指しています。

同社はF-StartUpにてバイオ炭を使った資源循環型の取り組みで、地域の環境保全と農業の持続可能性を両立させ、2050年カーボンニュートラルに貢献することを目指しています。

所感

今回のイベントでは、中村さんのお話を通じて、社会課題の解決をビジネスへとつなげる方法を学ぶ貴重な機会となりました。特に、社会起業家を支援することが、中村さんの理念である「命を落とす人、死ぬより辛い人の絶対数を減らす仕組みを作る」という目標の実現に直結するという点に強く共感しました。社会的なインパクトを生み出すためには、個々の起業家の志や行動だけでなく、それを支える仕組みが不可欠であることを改めて認識しました。また、3社によるピッチはどれも熱意がこもっており、それぞれの企業が抱えるビジョンや課題に対する取り組みが明確に伝わってきました。各社のアイデアや戦略が具体的でありながらも、社会に対するインパクトを意識した内容であり、F-StartUpを通じた成長と成功が大いに期待できると感じました。NEXT産業創造プログラムおよびF-StartUpは、3月の最終報告会に向けて引き続き進行していきます。最終報告会の様子も記事として掲載予定ですので、ぜひご期待ください!また、今回ピッチを行った3名への取材記事も近日公開予定です。お楽しみに!

執筆者:高島駿斗

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