高校時代の挫折を乗り越え、現在はデザイナーとして活躍している原田朋子さん。彼女は多趣味で、気配りもできるとても魅力的な女性です。彼女とは渋谷QWSのイベントで偶然意気投合し、今では友人として仲良くさせていただいています。今回は彼女のこれまでの歩みやデザインへの情熱、そして今後の目標についてお話を伺いました!
現在、原田さんは株式会社きみとなり (https://www.kimitonari.com/) のデザイン担当として、ブランドロゴや名刺、商品パッケージなど幅広いビジュアルデザインを手がけています。驚くことに、彼女のデザインスキルはすべて独学で身につけたものだそうです。そんな彼女の成長の軌跡をたどっていきましょう!
目次
- デザインで創るブランドの顔
- 高校時代に直面した試練
- 大学での挑戦がもたらした気づき
- デザインで描く未来
デザインで創るブランドの顔
学生記者:現在は、化粧品のパッケージデザインを手掛けているとのことですが、具体的にはどのようなお仕事をされていますか?
原田さん:はい。化粧品のパッケージデザインでは、商品開発担当と連携しながら商品の外観やブランディングを形にしています。それに加えて、会社の経営にも携わっていて、予算の管理など、経営に関わる業務も学んでいるんです。経営の知識を得ることで仕事へのやりがいが一層増し、デザインにも力が入るようになりました!
学生記者:経営にも携わるなんてすごいですね!デザインに興味を持ち始めたきっかけは何だったのでしょうか?
原田さん:冊子制作のプロジェクトに参加したことがきっかけです。先生の指導のもとで作った冊子の評判が良く、喜びを感じました。「デザインって面白い!」と思って、それから独学で学び始めました。
学生記者:その時の気持ちわかります!今の会社に入ろうと思った理由は何ですか?
原田さん:高校時代の挫折を経て、大学で新しいプロジェクトに積極的に参加するようになり、その活動の中で今の会社の方と出会いました。
学生記者:ぜひ詳しく聞かせてください!
高校時代に直面した試練
学生記者:どのような経緯で今の仕事にたどり着いたのか教えてください!
原田さん:そうですね、始まりは高校時代でした。体調や精神的な理由で通学が難しく、一時期はまったく学校に行けなくなりました。コロナ禍でリモート授業が始まっていたので、なんとか卒業できましたが、辛い時期でしたね。家族の支えもありましたが、当時の自分は「この状況を耐えるのが精一杯」という感じでした。
学生記者:それは大変でしたね。特にどんな部分が辛かったのでしょうか?
原田さん:自分が好きなことに集中しすぎたせいか、友人関係がうまくいかなかったことです。友人が多い人たちのプロジェクトが成功しているのを見て、「なぜ私の方が頑張っているのに…」と悔しく感じていました。
大学での挑戦がもたらした気づき
学生記者:高校卒業後、内部進学を選ばれたとのことですが、どのような気持ちで決めたのでしょうか?
原田さん:友人関係がうまくいかなかったので、外部の大学に行きたい気持ちもありましたが、学力的に難しいと感じていました。それで内部進学を選び、すぐに新しい挑戦をしたくて色々な活動に参加しました。
学生記者:その中で特に印象に残っている活動はありますか?
原田さん:学校内でのラジオプロジェクトやイベントの音響設営ですね。未経験の分野に挑戦するのが楽しく、誘われたことは何でも試してみました。結果的に幅広いスキルを身につけることができました。さらにいろいろなプロジェクトに関わっていくうちに自然と周りの人たちと打ち解けていくようになりました。
学生記者:高校時代と比べて何か心の変化はありましたか?
原田さん:そうですね、人と上手に関わる大切さに気づいたことですね。様々なプロジェクトを通じて、友人がいることで新しい趣味やアイデアに出会えることが分かりました。友人と過ごす楽しさも増えましたね。周囲の人に恵まれたことも大きいと感じています。みんないい子ばかりだったので、気を使うことなく本音で語れるようになってからは、友人といることが楽しいと感じるようになりました。
学生記者:なるほど、その中で出会ったのが今の会社なんですね!
原田さん:はい。大学在学中に今の会社の親会社のインターンシップに参加したんです。その経験から、さらに具体的に貢献したいと思うようになり、インターン先の会社と共に新しい事業を立ち上げ、結果として子会社として「きみとなり」を起業することになりました。
学生記者:素晴らしい行動力ですね!
デザインで描く未来
学生記者:最後に今後の目標を教えてください!
原田さん:高校時代の挫折があったからこそ、今の自分があると思っています。これからも新しいことに挑戦し続け、デザインもさらに磨いていきたいです。仕事だけでなく人とのつながりや趣味も大切にしながら成長していきたいです。
学生記者:熱中している趣味も多いんですね!
原田さん:はい、実は多趣味なんです(笑)料理、ギター、ローラースケート、カメラ、絵、キャンプ、読書、古本屋めぐり、日本画…たくさんあります!
学生記者:本当に幅広いですね。友人がきっかけで始めた趣味もあるんですか?
原田さん:あります!ギターは友達がプレゼントしてくれたのがきっかけです。今は本当に友人といる時間が楽しいですし、人とのつながりが新しい世界を広げてくれると感じています。これからもいろいろな人との関係を大切にしていきたいと思います。
学生記者:ありがとうございました!とても素敵なお話を聞かせていただきました!
編集後記
高校時代の挫折を乗り越え、新たな挑戦を続ける原田ともこさん。独学で磨いたデザインスキルを活かしつつ、人とのつながりを大切にする彼女の姿勢がとても印象的でした。彼女の今後の成長が楽しみです!
「また一緒にのみに行こうね!」と最後にはお互い笑い合いながらインタビューを締めくくりました。彼女は私にとって尊敬する友人であり、いつか一緒に仕事ができたらいいなと思っています!初めての取材は、原田さんのおかげでとても素晴らしい経験になりました。これからも取材を通じて多くの方とのご縁を増やしていきたいです!
株式会社きみとなりHP (https://www.kimitonari.com/)
〈執筆者〉福知山公立大学 地域経営学部 地域経営学科 3年 太田真鈴