今回は、株式会社植物蒸留らぼ.DD (株式会社蒸留らぼ.DD)代表取締役 山下美紀さんを取材させていただきました!
山下さんは、植物、香り、蒸留を軸に、未来の「健・幸・美」をプロデュースする事業に挑戦し続けています。
今回は、彼女が事業を通じて目指す世界観や活動への思いを伺いました!
植物蒸留との出会い
学生記者:現在はどのようなお仕事をされていますか?
山下さん: 植物蒸留らぼの代表取締役をしています。植物・香り・蒸留をキーワードに、“未来の健幸美”を創るための講座や商品開発、研究を行っています。
学生記者:すごく興味深いですね!そもそも、どうして「植物」や「香り」、さらに「蒸留」という分野に興味を持たれたんですか?
山下さん: 私は京都府福知山市の夜久野町出身で、自然に囲まれて育ちました。母が植物好きで、家も植物に囲まれていたんです。だから、小さい頃から植物が身近な存在でした。
学生記者:なんだか目に浮かびます!その環境で育つと、植物の魅力に自然と気づきそうですね。
山下さん: そうですね。大学進学を機に一人暮らしを始めたときに、植物のありがたみに改めて気づきました。一人暮らしの家にも観葉植物を置いて、癒されていたんです。でも、その時は植物を仕事にしようとは思っていませんでした。ただ、社会人を続けているうちにに、「植物の力で人の根の部分を整えたい」と思うようになりました。
学生記者:「根の部分を整える」というのは、どういう意味ですか?
山下さん: 植物も、根がしっかりしているからこそ元気に成長しますよね。それと同じで、人も「根」が強くなれば、より力強く生きられると思うんです。そのために、植物を通じて心身の「根」を整える活動をしたいと考えるようになりました。
学生記者:素敵な考え方ですね。それが今のお仕事につながったんですね?
山下さん: そうなんです。もっと植物の力を深く学びたくて、蒸留技術や香りの研究を始めました。そして、その魅力を一人でも多くの人に届けたいという思いが、会社設立につながりました。
「健幸美」に込めた思い
学生記者:山下さんが掲げる「未来の健幸美」というテーマ、とても魅力的です!これにはどんな思いが込められているんですか?
山下さん: 「健康」「幸せ」「美しさ」は別々のものではなく、すべてがつながっていると思うんです。植物や香りを通じて、それらを提供し、一人でも多くの方が自分らしく輝ける未来をサポートしたいという思いがあります。
学生記者:なるほど!具体的にはどんなサービスや商品を展開されているんでしょうか?
山下さん: たとえば、蒸留技術を使ったノンアルコールの”ナチュラルジン”を企画・販売しています。
学生記者:ノンアルコールですか!こだわりがありそうですね。
山下さん: そうなんです。最近、お酒を飲まない方が増えていますよね。でも、おしゃれなレストランやバーに行っても、飲めるドリンクが限られていることが多いんです。お酒を飲まない方にも楽しんでいただけるようにと考えました。
学生記者:確かに、お酒を飲まない場でも、もっと選択肢があったらいいですよね。
山下さん: そうなんです!私はお酒を飲むタイプですが、飲む・飲まないに関係なく、その場にいる全員が楽しめる空間をつくりたかったんです。
未来に向けてのビジョン
学生記者:素晴らしい取り組みですね!では、今後の目標について教えていただけますか?
山下さん: 2つあります。1つは、事業を海外にも広げて、より多くの人々の輝ける未来をサポートすること。もう1つは、地元である夜久野町の活性化です。
学生記者:地元活性化ですか!どういった形で貢献したいとお考えですか?
山下さん: 夜久野町には素晴らしい自然があるんです。ですが、若者が少なくなり、産業も衰退している現状が寂しいんです。この町の魅力をもっと知っていただき、活性化につながるような活動をしていきたいと思っています。
学生記者:地元愛が伝わってきます!応援しています。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
山下さん: 植物や香りの力は、日常生活に取り入れるだけで小さな幸福をもたらしてくれます。ぜひ体験してみてください。1月には「香福クラフトジン」というノンアルコールクラフトジンのクラウドファンディングも予定していますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
学生記者:ありがとうございました!とてもいいお話を聞くことができました!
編集後記
山下美紀さんの言葉からは、植物や香りに対する深い愛情と、人々の生活を豊かにしたいという情熱がひしひしと伝わってきました。「未来の健幸美」が私たちの日常をどのように変えてくれるのか、これからの活動が楽しみです。
また、1月スタートのクラウドファンディングについても、追って取材予定です!ぜひお楽しみに!
株式会社植物蒸留らぼ.DD ホームページ:株式会社蒸留らぼ.DD
〈執筆者〉福知山公立大学 地域経営学部 地域経営学科 3年 太田真鈴